ピアノの作り方
物を作る時の基本は、まず中にある部品、即ち弦や鍵盤を組み立てる事から始め、その後に外枠やフレームを組み立てていきますが、ピアノの場合も同じように作っていきます。
ピアノを作る時に1番大変な事は、ピアノ自体を組み立てる作業よりも、音を調節する事が難しいと言われています。
まずは響板と呼ばれている板の製作を行い、響棒や駒をはめ込んでいくのですが、少しでも狂ってしまうと音がうまく鳴らなくなるので、かなり精密な作業となります。
その後にフレームをどんどん組み立てていきますが、このフレームに、弦を取り付けて、音が鳴る仕組みになっています。
この弦が230本あり、長さが50ミリから56ミリの物になります。
この弦は、1本1本全ての長さと太さが違っており、音によって決まった寸法で作成されているので、間違いなく順番に並べていかないと、鍵盤を叩いた時に他の音が出てしまいます。
次に、鍵盤を弾いた時に、弦に振動を与えるハンマーを作成しますが、叩いた音だけでなく、強弱によって音が変わるように設計されています。
この時に次の音を鳴らすために叩いた鍵盤が、前に叩いた鍵盤の音を止める働きをするダンパーと接続するように組み立てていきますが、弦がダンパーのくぼみにしっかりと収まらなければ、音をしっかりと止める事もできませんし、弦を痛めてしまう事にもなります。
更に足で踏むペダルとも連動している必要があるので、ここがピアノの心臓部となります。
ここまでの作業を終えたら、後はピアノを組み立てて、鍵盤の白い部分と黒い部分をはめ込んで完了ですが、その後にもやらなくてはいけない事があります。
それは音を微調整する事で、最初にも少し触れましたが、1番困難な作業で、寸分たがわぬ音を出すのは非常に大変な事です。
現在では色々な機械が出ているので、昔に比べれば簡単になりましたが、昔は機械などは無いので、全て人間の耳で聞くだけで調整をしていました。
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